個性を生かす

食費も浮いて意外と儲かる?誰でもできる副業農業のススメ

日本の農家は収入は、実はサラリーマンの平均収入よりも高いということをご存知でしょうか。最近では農家の高齢化や後継者不足が叫ばれているので、イメージが湧かないという方も多いでしょう。

日本農業新聞で、日本総合研究所主席研究員、藻谷浩介氏が公表したデータによると、2007年から2017年の10年間で、全国平均の賃金総額は5%の伸びにとどまった一方で、生産農業所得は25%も上昇したことが明らかになりました。シンプルに言えば、日本全体の産業と比べ農業関連事業は5倍ほどの成長力があるということです。

なぜこれほどの伸びを見せたかといえば、国内では農業が主力商品に育ちつつあり、野菜や豆・芋類、生乳は16%、鶏卵や肉類に至っては30%以上もの高い成長力です。最近、若者の間で農業が注目されているのも、背景にこうした理由があるからでしょう。

しかし、今まで農業に無縁だった人からすれば、農地の獲得から資金調達、販売ルート確保、マーケティングなど様々な難題がぶち当たります。そこで、まずは「副業」という方法でスタートを切ってみるのはいかがでしょうか。

副業農業なら、本業の収入があるので資金的なハードルは下がり、仮にうまくいかない場合にも即ストップすることも可能です。当記事では副業農業に関する情報をお伝えしていますので、ぜひともご参考にしてみてください。

副業農業のメリット|心身ともに健康に!


副業と農業という言葉は、一見関連性の低い組み合わせのようにも思えますが、空き時間を活用して農業を行う人は増えつつあります。むしろ、仮に「副業×農業」で失敗したとしても、本業の収入があるので、初めて行う事業のリスクヘッジに向き、相性も悪くありません。

では、副業農業を行う場合、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、実際に副業農業を行っている方の実体験も元にしながら、その魅力に迫っていきます。

体を動かすので健康的な生活を送れる

農業を行うことは、会社のオフィスでパソコン作業をしたり、工場で淡々と作業を行ったりする労働とは全く異なります。大自然の中で新しい命を育み、一から自分の手で成長させる喜びは、他の仕事では味わえないでしょう。

広大な自然のなかで伸び伸びと体を動かせば、それだけで良い運動になることは間違いありません。

実際に副業農業に従事する方も、自然に体を動かすことで健康的な生活を送れると称賛しています。

女性の方にとっても、体を動かして気持ち良くダイエットができると好評です。

食費が浮く

農業によって成長した野菜や果物、穀物などの食材は、JAなどに販売することもできれば、当然そのまま自身の食卓で使用することもできます。そのため、農業はビジネスとしても魅力的なうえ、自給自足にも役立つと言えるでしょう。

子供の食育効果が高い

食育とは、様々な経験や体験を通じて、食に関する知識や判断能力を身に付けることで、食育効果を高めることで健康的な食生活が期待できます。食育に効果的とされるのが農業で、作物を育てることから、その素材を調理して食べるまでの流れが実体験として学べます。

食育は子供のうちに学んでおくことが大切とされ、お子様がいる場合、一緒に農業を行ったり、収穫した農産物を調理することで食育効果が期待できます。また、一人で黙々と作業を行うよりも、お子様と一緒に楽しみながら作業するほうがモチベーションアップにも繋がるでしょう。

ノウハウを身につければ継続的にできる

農業は事業として将来性が高く、自分のやる気次第でどんどんビジネス領域を拡大していけます。たとえば、海外では農業とITを融合した「Agri-Tech(アグリテック)」という考え方が台頭し、ドローンを使った農作物の管理、作業の効率化、品質管理などが行われています。

副業というスキマ時間でも長く続けることで、自然に作業ノウハウも蓄積されます。ノウハウさえあれば、ご自身の事業拡大にも役立ちますし、コンサルタントなど幅広い業態への応用が可能です。

レンタル農園?アルバイト?副業農業のスタイルを決める


副業として農業をスタートする場合でも、しっかりとしたビジネススタイルを確立しなければなりません。ビジネススタイルは、「どのように事業を行い、継続可能な利益を手に入れるか」です。

家庭菜園など趣味の延長線上で農業に発展する場合もありますが、収益性のことも視野に入れない限りは、いつまでたっても趣味の域を出ないでしょう。そこで、副業農業を始める前に、どのようなスタイルで運営していくかじっくり考える必要があります。

週末だけ農場でアルバイト

普段フルタイムで働いている方にとっては、副業農業に時間を割くのは簡単ではありません。そこで、「農業アルバイト」を活用するのも良いでしょう。

既に農業を営んでいる農家・農場の方で、実はアルバイトを募集しているケースも多々あります。ネットで検索しても、タウンワークやバイトルなど有名な求人サイトがあり、農業のノウハウを学ぶつもりで探すのも悪くありません。

求人サイト以外にも、上記のようにTwitterで募集をかける農家もあります。土曜・日曜のみであれば、お金もノウハウも貯まり、本格的に農業を始める事前準備に最適です。

家庭菜園

 
ご自宅の庭やベランダなど、近くに広いスペースをお持ちの方であれば、家庭菜園から始めてみるのも良いでしょう。ただし、家庭菜園の場合は自分で開墾から始めなければならないので、ノウハウや知識は必須です。利益が上がるまで時間がかかる可能性もありますが、自分のペースで楽しめるというメリットがあります。

レンタル農園

 
レンタル農園は初めて農業に従事する人にオススメです。

事業者によってサービス内容は異なりますが、農具や肥料、資材など一通りの物資が揃っているので、初期費用はほとんどかかりません。中には専属のアドバイザーがつくこともあり、初心者の方は手厚いサポートを提供しているレンタル農園が良いでしょう。

実家から農地を継ぐ

実家や親戚、知り合いの方の遊休地を借りるのも方法の一つです。農地の多い地域は深刻な高齢化に悩み、中には遊休地として農地が空いている場合もあります。

知り合いの方から農地を借りる場合でも目的は事業なので、借用書など契約関係はしっかりと確認しておきましょう。

副業的農業の平均年収は429万円


副業で農業を行う場合、気になるのは「いったいどれくらい利益が出るのか」という部分です。

農林水産省は2016年の調査で、専業的農家と副業的農家の平均年収を公表しています。その調査によると、農業の他に本業を持つ副業的農家の平均年収は429万円です。ちなみに副業的農家の定義は、農業所得が総所得の50%未満かつ、1年間に60日以上農業に従事していることです。

この年収は農業粗収益(農業経営で得る総収益)から、土地代や農業経費を差し引いた「農業所得」に、作物の加工販売やレストラン経営で得る「農業生産関連事業所得」、それ以外の収入である「農外所得」、年金などの収入を足し合わせた数字となります。

また、農業経費については、農機具費、賃貸料、薬剤共同散布などの共同負担金、肥料費、農業薬剤費などがあります。参考までに、2016年産米の10アール当たりの支出は、年間で約11~12万円という結果です。

もちろん上記で紹介したのは統計情報なので、個別の農家によって支出にバラつきが生まれます。また、育てる作物や規模によっても変化するため、あくまで参考までにお考えください。

農業をはじめるためには資金と農地は必須

 
副業農業をはじめるために、最低限必要なものを覚えておきましょう。まずは以下をご覧ください。

  • 農作物を育てる場所
  • 資金
  • 農具、施設
  • 消耗資材
  • 技術、ノウハウ

農業に限らず、何を始めるにあたっても資金は必要です。特に農家の場合は、始めてから収益化するまでに時間がかかる場合も多く、その間の生活費を捻出するためのお金が要ります。本業で十分な収支がある場合は良いですが、事前にある程度のお金を貯めておくことをオススメします。

また、どうしても農地が用意できないという場合はレンタル農園という選択肢もあります。レンタル農園を利用する場合、できるだけアドバイザーが親身に相談に乗ってくれる事業者が良いです。実際に農業を行いながらノウハウも得られるので、収益化への道が見えやすいと言えます。

初心者の方は手間のかからない農作物から始めよう

農業を始めるといっても、実際に育てることのできる作物は多く、農作物選びで迷われる方も多いでしょう。初心者の方にオススメするのが、できるだけ手間のかからない農作物からスタートすることです。

また、JAや直売所に販売することも考えて、単価が高いに越したことはありません。以下で紹介している農作物は高価で、なおかつ育成や管理も易しいということで、副業農業を始める人に人気が高くなっています。

  • 山ぶき
  • にんにく
  • タラの芽
  • アスパラガス
  • ズッキーニ
  • ビーツ

農作物の販売はJAや直売所、ネットショップでも可能


農業は作物を育てて収穫して終わりではありません。収益化を行うには、収穫した農作物を販売して始めて利益が上がります。そのため、「誰に、どのように販売するか」というマーケティングの基礎を押さえ、しっかりと戦略を立てておきましょう。

ここでは農作物の販売先を紹介していますので、販売戦略にお役立てください。

知人に販売

農作物を最も簡単に販売するのは、家族や友人、親戚など知り合いの方に買ってもらうことです。販売者と購入者はお互いのことを深く知る仲なので、信頼関係が生まれやすく販売に繋がりやすいと言えます。

ただし、調子に乗ってお金儲けに走ってしまうと、その信頼にも傷がつく恐れもあり、販売や交渉はほどほどにしておきましょう。

JA(農協)・市場

JAや市場は、基本的に相手が提示した作物であれば買い取ってもらえるということもあり、初めて農産物を販売する際にオススメです。他の販売先が固定するまでの間は、JAや市場を利用して収益化するのも良いでしょう。しかし、販売手数料やダンボール費用など、コストが高い点に注意です。

直売所

直売所は地方の道の駅などに用意されており、農産物を引き取ってくれることがあります。JAや市場ほど規模が大きくないので、少量から販売可能で、手数料も高くありません。また、農作物の値段も自分で自由に設定できます。

ネットショップやメルカリ

最近ではネットショップやメルカリなどオンラインサービスを利用して販売する手法も目立ち始めました。それだけに競合他社が多く、顧客を探したり、固定化するのに困難が生じます。一方、多くのユーザーの目に触れるというメリットがあるので、軌道に乗れば大きな収益が望めます。

最大150万円支給!有利な補助金制度を活用しよう

日本の農家の多くは高齢化や後継者不足に悩まされ、就農者数が著しく減少しています。そのため、新しく農業を始めようという方は歓迎されることが多いです。国からも補助金という支援が受けられるため、この制度を有効に活用しない手はないでしょう。

農業を始めるには多くの資金が必要です。以下で紹介する補助金制度を有効に活かしましょう。

スーパーL資金

スーパーL資金は、0.2~0.3%という低い金利で融資が受けられる支援制度です。また、最初の5年間は無利子でお金を借りられるため、事業資金捻出に役立ちます。

スーパーL資金を利用するには、農業経営改善計画を提出し、認定農業者になる必要があります。

農業次世代人材投資資金

新しく農業を始める人に向けて、「準備型」と「経営開始型」の2種類が用意されています。

「準備型」は、農業を始める前の最長2年間、年間150万円が給付され、既に農業を営んでいる方の元で研修期間の所得を保証するものです。

「経営準備型」は、実際に農業を始めてから最大5年間、年間150万円を支給するという制度です。

副業農業で注意したい3つのポイント

副業農業も立派なビジネスです。事業を始める前に、まず「本当に副業する必要があるのか」、「何のために農業を始めるのか」という基本原則をしっかりと確認しておきましょう。こうした軸が定まっていないと、始めてから、「思っていたのと違う」という失敗に陥りがちです。

もちろん副業農業にもメリットと共にデメリットが存在するため、必ず事前に理解しておきましょう。もしデメリット面が少し心配だという方は、他にも副業は様々な種類があるので、別の選択肢を探すのも一つです。

体力勝負なので本業に支障が及ばないように

農業はたとえスキマ時間に就業しても、広い土地の中を何往復もしなければならず、体力的に負荷がかかります。働いた次の日に疲れが残ったり、肩こりや腰痛などを引き起こしたりなど、体調管理には気を付けなければなりません。本業に影響するとモチベーションにも関わるので、メリハリをつけて働くことが大切です。

天候に左右されやすく、収穫が安定しないことも

農業ほど天候や環境に左右される職業はありません。昨日まで順調に育っていた作物も、一時の風雨でダメになってしまうこともあるでしょう。時には天候や環境で収穫が安定しないこともあるので、資金にはある程度の余裕が必要です。

収入は確定申告をする

農業に限らず、副業を行って新しい収入が発生した時点で、その一部は国に税金として納めなければなりません。毎年1月1日~12月31日までを1期とし、翌年2月16日~3月15日の間に確定申告を行いましょう。収益が出たのに確定申告を行わなければ、最大1.4倍の課徴金が発生してしまいます。

また、正確な収支額を出すために、簡易的でも良いので帳簿をつけることをオススメします。

まとめ


今回は、副業の中でも「農業」をテーマに、特徴やメリット・デメリット、販売方法、オススメの農作物などを紹介してきました。

農業を始めるのは、土地や資金の関係からリスクが高いとされます。しかし、本業の収入が見込める状態だと、資金的なリスクが緩和されるので、副業と農業は相性が良いと言えます。

しかし、副業といえでも農業を行うには、農地の確保から販売戦略まで、しっかりと事業構想を考えておきましょう。一度軌道に乗れば事業が発展したり、ビジネス規模も拡大することが見込めるため、根気よく続けていくことが大切です。

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