中高年副業ライター「ま、いっかけん」連載

精肉業一筋30年の男がなぜ副業Webライターになったのか

はじめまして今回、初登場となりました、「ま、いっかけん」と申します。

現在50歳になる高校生と中学生の父親です。
小さな飲食店を始めて2年が過ぎました。
充分な計画を立ててやったつもりでしたが、いざ行動してみると思った以上に飲食店経営は難しく、副業ライティングを始めて半年が経過しました。
今は得意なエンタメ系の記事を中心に定期的な仕事を頂いております。

数年前までは高校を卒業してからは、実家の肉屋をずっと30年間手伝っており、まさか50歳になってから副業しかも「ウェブライティング」なんてものをするとは思いもしてませんでした。

なぜ私が50歳になってからウェブライティングを始めたのか、私の生い立ちも含めてお話したいと思います。

生い立ち

私の父母は私が物心つく前から精肉店を開業して、兄、妹と共に小学生頃から下手間などをしました。
中学・高校に入っても学業よりも手伝いの方が優先。

父母も他の選択肢は用意してくれなかったので、高校を卒業したら、家業を手伝うのを運命づけられてました。
本当は好きな映画やエンタメに携わる職業に付きたかったのですが、そうなると完全に親からの援助は期待できないので、自力で生きる覚悟を決めなければなりません。

結局、勇気がなく惰性で家業を手伝うようになりました。

父母が作り上げた店の基盤は、実に40年間盤石で安定した収益を上げていました。
私もその恩恵に預かっていて、ビジネスが行き詰まるという経験なしに40歳まで過ごして来たのでした。
今思えばすごく恵まれた時代でした。

ところが40代前後からだんだんとビジネスの基盤が崩れはじめました。
そこで、始めて自分主体にビジネスを立ち上げました。
ところが顧客の世代交代が進み、そのビジネスもわずか10年で縮小して見直しを迫られました。

父母の世代では一度ビジネスを構築すると、一生盤石であったのに、
私達の作ったビジネスの寿命はわずか10年。
私は兄妹に任せて肉を使った小さな居酒屋を開業することにしました。

「ライフプラン」の激変に飲み込まれた

ビジネスジャーナルで山崎俊輔さんが千葉商科大学教授・日本FP協会専務理事の伊藤宏一先生の「ライフプラン3.0」に関して記事を書かれています。

https://biz-journal.jp/2017/08/post_20382.html

現在75歳の父は「ライフプラン1.0」世代。
その子供の私達は「ライフプラン2.0」世代。
私達の子供達は「ライフプラン3.0」世代です。

私達は親の世代をモデルとして結婚して家族を持ち、家を建て車を買って——
親世代が当たり前に享受してきた恩恵を、自分たちもそのまま受けられると思い込み、何の疑問もなく親の通った道をそのまま歩んできました。

でもそれは豊かな経済基盤があってこそのものだったのです。

飲食店を開業したものの

自分のやってきたことは「肉」に関することしかしてこなかったので——やはり「肉」に関する仕事をするべきだろう。
と思い高坂勝さん著「減速して自由に生きる:ダウンシフターズ」を参考にして、自分ひとりで切り盛りできるミニバルを始めました。

一人でも暇でも成り立つ店をはじめから計画していたので、いきなり潰れることはありませんでした。
でも暖かい季節は順調ですが寒くなると途端に客足が鈍くなります。

2018年の冬からは、掛け持ちバイトを始めました。
本業の飲食店をしながらのバイトはなかなかなく。

週2日から週3日のバイトしかありません。必然かけもちをせざるをえなくなるのです。

始めたバイトにしても11つは早朝5時6時からスタートして11時くらいのもの。
2つ目は1日10時間といいながら、実質拘束時間が16時間とちょっとやっただけで明らかにブラックな仕事でした。

4ヶ月は続けたものの本業も少し忙しくなってきた頃、
とうとうバッタリ動けなくなってしまいました。

本業も2週間休まざるをえなくなりました。
バイトも全てやめて、できることはもうライティングしかなかったのです。

実はその半年前からブログを始めていて、地元のブログの勉強会で始めてウェブライターという仕事の存在を知りました。
勉強会の主催者の方の一人が専業ライターになって半年で軌道にのったという話を聞き、

ランサーズクラウドワークスにとりあえず登録だけはしていました。
しばらく放置していたのですが、することもないので、募集案件に応募しました。

行き詰まった先に別の次元の仕事が存在した。

最初はわけが分からず、文字単価0.2円の激安の案件を引き受けて消耗したりしましたが、次第に自分にあった案件や適正な文字単価の仕事がみつかり、気がついたら冬にアルバイトをしていた時よりも稼げるようになってました。

本業の兼ね合いもあるし、年齢的な制限もあるのでリアルなアルバイトはなかなか仕事もありませんでした。
でも、ネットだと年齢制限もないし、本業とのバランスをとりながら仕事できます。

思えば自分の中でもネット副業に「ホンマに信用できるんか?」「ホンマに稼げるんか?」と懐疑的な部分があってブレーキがかかっていたような気がします。

  • 退路を断って、専業一筋で稼がないといけない
  • 素人が仕事するもんじゃない
  • 顔と顔とで仕事しないといけない

親世代から刷り込まれた思い込みを外してみると、パッと視界が開けてきました。

確かに30年肉屋だったという職業軸で考えると行き詰まりしかありませんでした。
でも50年生きてきた自分軸で考え直すとまだまだ可能性があったのです。

コンプレックスや弱点が強みになった。

職業としては30年間「肉屋」一筋だったのですが、
肉屋になる前からやってきたことがありました。

  • ずっと文章を書いてきた。
  • ずっとエンタメに親しんできた。
  • 多少、パソコンが動かせる。
  • タッチタイピング(手元を見ずにパソコンのキーボードを入力すること)をゲームで習得していた。

本業にはあまり関係ないものが、副業でははからずも50年の人生の中で知らず知らず身につけていたものが役に立ちました。
スマホのアプリでバックグラウンドで動いていたゲームが、いつの間にかレベルアップしていた感じです。

家業はほぼ年中無休で、遠くへ遊びに行くこともできませんでした。
だから楽しみといえば、映画を見るか読書するぐらい……。
人並み以上に映画や本に関する知識は積み上がっていたのです。
自分ではコンプレックス・弱点だと思っていたことがニッチな世界では逆に強みになりました。

お笑い芸人でYouTuberのヒロシさんは著書『働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける』で自分はお芸人ではなくて「ヒロシです」職人だったと告白しています。
テレビという枠で見たら、ヒロシさんは「ヒロシです」のネタしかできない使いづらい芸人かもしれません。でもヒロシさんの好きなことの軸で発信して【ひとりキャンプ】が生まれて、次々と他の仕事にもつながっていきました。

私も飲食業・ライター業だけじゃなく。自分軸でもっと可能性が広がることを期待しています。

連載シリーズ

連載vol1 精肉業一筋30年の男がなぜ副業Webライターになったのか←今読んでいる記事
連載vol2 積み上げた人生経験を強みにかえる中高年副業ライターのススメ

今週の副業

このコーナーでは、私が実際に一週間でやった副業ライターとして仕事をご紹介します。

今週1週間もドラマ・漫画のあらすじまとめを担当しました。

年末になると漫画雑誌のスケージュールが慌ただしくなります。

今週は特に同じ週に同じ雑誌が2冊発行されました。が次週はお休みなので間が空いてしまいます。
ドラマも続々と最終回に——定期的に仕事が入るのはいいのですが、シーズンごとにドラマは空白の週があるので困ってしまいます。

その他、アマゾンAudibleのレビューもしました。これは6000文字で褒められて嬉しかった。

その後文字単価5円のはずのコピペ中心のドラマの仕事がまさかの1時間に1件しかできない手間どった仕事でした。時間給100円!散々手間取って1000円以下の仕事でした。

文字単価の高さで仕事選ぶと時々とんでもない安い案件を掴まされちゃいます。要注意です。

ので今週は3万円弱でしょうか? 早く安定した仕事で全部回したいものです。