インタビュー

フリーランスとして生きていく方法って? ライター・広報etcの複業家・野里のどかさんに聞く、豊かに働く&暮らすメソッド

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働き方にかかわらず、自分らしい生き方ってなんだろう? 今のままの生活を、ずっと続けていくのだろうか?それが可能なのだろうか?そんな不安を抱える人もいるはず。

今回お話を聞いたのは、複業家(パラレルワーカー)で、ライターやブロガーとして、アフィリエイトサイトのライティングやオウンドメディアの編集、PR記事の執筆、キャリアアドバイザーなど、多数の仕事を行う野里のどかさん。Twitterや、“自分でご機嫌になるための毎日のヒント”を書き連ねたブログ『いつの日かハッピーエンド』が女性を中心に人気です。

大学卒業後、フリーランスとなり、就職を経験し、今もう一度フリーランスとして活躍する彼女。どちらも経験したからこそ語れるフリーランスと会社員の働き方の違いから、これからの生き方に至るまで、さまざまな“幸せに生きる方法”を自身の経験、そこで得たことを交えてお話してくれました。

仕事がしたいというよりも、仕事を通して世の中にいい影響を与えたい

――たくさんのお仕事を兼任されている野里さん。キャリアのスタートはどんなことからだったんですか?

高校時代、漫画家を目指していたんです。けれど、絵はあまり上手くないと自分では思っていて、どちらかというと話を考えることが好きだったんですよ。小さい頃から国語が得意で、文章を書くことが好きでした。金銭的な理由で美大に行くことができなかったこともあって、それなら文章を書く仕事に就けたら、すごく幸せなんだろうなと感じながら学生時代を過ごしていました。

その後大学に入って就活の時期を迎えて、会社員になる想像がまったくできなかったんです。そんな中で、大学3年の秋にブログをスタートさせて、人に見てもらうための文章を書きはじめました。友達に褒められたらうれしくて、これがお仕事になったらいいなって気持ちがさらに高まりました。

――ライターからスタートされているんですね。
大学在学中は、ブログと並行して無償のレポート記事を書く活動をしていたんです。けれどまだ、ライターと名乗るほどの文章は書けていなかったですね。就活は大手出版社を2社、記念受験的に行ってみただけ。漫画家の夢がついえてしまって、どうしたらいいか分からなくなっていた時期で、ほとんど就活はしませんでした。
そこで卒業後を考えたとき、学生時代は文章を書くことと同じくらい英語を学ぶのが好きだったのに、今は勉強ができていないなぁと感じて、じゃあ留学してみようと。留学先でお金が稼げたらいいなと思って、レポーター制度という学費の半分を記事で納品するシステムを使って、2カ月間フィリピンにいました。

――ということは、では留学した経験を活かして旅行系のメディアから下積みを始めたとか?
実は留学前に、あるメディアの方と縁があって、ライターとして業務委託契約を結ぶことができたんですよ。当時クラウドソーシングサービスという言葉さえ知らなくて、ライターのなり方なんて分からないから、もしかしたらこの機会を逃したら一生ライターになれないんじゃないかって思ったんです。

だから契約先には待ってもらいつつ、とりあえずフィリピンに2カ月留学をして、その後に別の国に行く予定を破棄して、ライターとして一度東京でスタートを切ったんです。そこで地盤ができたらもう一度海外に行けばいいなと。

――紆余曲折あったわけですね。そこからフリーランスのライターとして活動をはじめて…。
生計はアルバイトでまかなうような生活をしていました。どうやったら、食べられるだけのお仕事をとれるのか、まったく分からなくて…。ライターとしての幅が広がらない、フリーランスとしてのステップアップができないという不安が常にありました。

正直、自分自身のことを「これってフリーターだよな」と当時は思っていて…。もう少し自立できる道を探さないといけないという焦燥感から、フリーランスの方々が共同生活を送る田舎へ移住しました。そこで知り合った方々に助けられて、なんとか自立した生活を送れるようになりました。
 
そこで私が助られた経験から、もっと多くの人にこの選択肢をひろめたい、と思い、そのコミュニティを運営する会社に就職しました。

就職先では、地方でも働けるフリーランスになるため、WEBスキル全般とフリーランスの技術を学ぶ『田舎フリーランス養成講座』の運営と広報、スペース運営事業をしていました。会社員生活の後半は、一年のほとんどをを1カ月ごとに移動する生活を送っていました。

私は再婚家庭で、子どもの頃は義母と問題が生じたりもして、メディアで描かれるような“理想の家族”に対するコンプレックスがあるんです。仕事がしたいというよりも、仕事を通して世の中にいい影響を与えたいと思っている中で、シェアハウス事業で、家族の中で苦しむ人を救えるようなシェルターを作れたらいいなと思って、その会社に入社しました。

こだわるのは雇用形態ではなく、余裕を持った働き方

――目標があったんですね。そこで広報の仕事をはじめられたとか。

広報になったのは、Twitterで発信することがすごく好きで、よく『田舎フリーランス養成講座』についてつぶやいていたことがきっかけです。。どんどん自分のアカウントのフォロワー数が増加していって、私がきっかけで受講する人がいてくださることも…もともとライターということに加えて、人前で話すことも好きなので、人に言葉を届けるのが得意。だから、広報がしっくり来るんじゃないかと社長から言っていただけたんです。

そこで広報の仕事をはじめたんですけど、広報の先輩がいたわけでもなくて、本を読んだり勉強会に参加したりして学びました。はじめた当初は広報は業務の幅が広く、正直分からないことも多くて、今も実践しながらだんだんと技術を培っているところです。

プレスリリースを書いたり、Twitterもただ発信するだけではなくて、ほかのメディアと連携した提案を考えたり、いいものを人に届ける広報の仕事は、すごく本質的なものであって、やりがいを感じています。

――いろんな場所でいろんな学びを得たわけですね。その後、フリーランスにもう一度なられたとお聞きしました。最初のフリーランスの時とはまた違うフィールドに軸足を伸ばされたのでしょうか?

生活を整え、おだやかな気持ちでた生活をしたかったんです。

会社員時代は、もちろん充実してはいましたが、よく移動生活をしていたため、1カ月ごとに人間関係がシャッフルされてしまいます。友達は増えるし、帰れる場所はあるけれど、「ただいま」って腰を落ち着けられるところはないんだなって感じていました。

どこの場所も人が集まる場所ではあるけれど、入れ替わりが激しいので、同じ場所にまた行ったとしても半分は知らない人になっているんです。だからどこかさみしくて、その気持ちがいやで…。

これを解消するには、私自身がどこかに根付いて、誰かとパートナーシップ関係を結んで腰を落ち着ける場所を作るほかないように思えました。そして、もし誰かがピンチになったら受け入れられるような場所やコミュニティとして存在していたいなって。自分のライフスタイルや暮らしを整える必要を感じたんです。

――苦しむ人を救うには、まずは自分の生活からだと思われたんですね。

人間の生活自体、根付くところに加えて複数のコミュニティーが必要で、色んな人と関わっていくこと、支え合っていくことが不可欠だと思うんです。行ったり来たりできる場所が3か所くらいあったらいいんじゃないかと。

私は現状、フリーランスの友達はたくさんいるんですが、逆に会社員の友達があまりいないんです。そうするとコミュニティーが広がらない分、自分の考えの幅も広がらないなって。

だから私は今、進んで色んな人と会います。今は新型コロナウィルスの影響で困っている人も多いですよね。そんな人を助けられる活動もできたらいいなと考えています。

――なるほど。フリーランスだからといって同じコミュニティーの人だけと関わるのではなく、たくさんの立場の人の意見を取り入れているんですね。

フリーランスは自由といういいところもあれば、安定しないしというデメリットもあります。だから一概にフリーランスがいいとは言い切れないし、私自身、悩むこともあります。たとえば今、私がまた会社員になったとしてもフリーランスに戻りたいと思うときもあるはずです。

強い口調で「フリーランスはいいよ」って言うのではなくて、色んな人と会って色んな影響を受けて、こんな考え方があるんだ、こんな働き方があるんだ、ということを知って、自分にとっていいポジションを見つけられるのが理想的だと思います。

フリーランスが絶対にいいとか、アルバイトはよくないとか、正社員は大変とか決めつけずにいたいですね。たとえば会社員で副業してもいいと思いますし、フリーランスとして職を持ちながらまったく違う仕事をアルバイトにしてみてもいいんじゃないかと感じているんです。

自分が今いる人生のタイミングに合わせて、自分らしく職を組み替えたりできるような余裕を持っていたいです。私が言葉を届ける人にも、何かを押し付けたりとか、これが正しいと無理強いしたりはしたくないです。

――ちなみに、さまざまな複業をされていますよね。ライターと広報がメインかと思うのですが、両立しているからこその強みはありますか?

私は仕事をする上で、「全体で見る」ということを意識しています。ライターにとっての仕事は、企業にとってのどの位置にあるでしょうか?クライアント先の企業があって、事業があって、事業に対する営業やマーケティングがあって、マーケティングの中のさらにコンテンツマーケティングがあり、編集者がいて、そこから受注します。つまり企業にとっては枝の先の人であることが多いんです。

もちろんライターとして、受注した記事を納品することはたしかに大事なんですけど、もっとクライアントのためにできることが何かあるんじゃないかと思った時に、PRや広報の視点で、依頼にプラスアルファの提案が可能なことが強みです。

最初は枝の先だったとしても、ゆくゆくは本質的に企業に関わる仕事ができればと思っています。視点を変えた提案ができれば、根幹を支えられる何かができるような関係性をクライアントと結べるようになれるんじゃないかといつも可能性を探っています。薄い関係ではなくて、一社一社コンセプトに共感をして、一緒に悩んで前進できる相手として、仕事ができるようになれたらいいなって。だからこそ、それぞれの仕事の専門性を高めたいなと強く感じます。

――実際に両立していて役立ったことはありますか?
 
SNS運用代行を依頼してくださった会社があったんです。けれど、Twitterだけだとそもそもあまり拡散されないんじゃないかと分析したうえで思いました。

その会社の顧客が口コミをツイートしてくれることが難しいような事業だったので…。なのでアプローチの方法を変えて、たとえば社員インタビューだったり、企画記事だったりを作っていくのはどうかと提案したら、SNS運用だけではなくて広報としての仕事を任せていただけるようになりました。

日常を大切に過ごすことで、働くことも生きることも豊かになる

――複業をしているからこその成果ですね。今、フリーランスに憧れる会社員も多いですが、野里さんがもしそんな相談を受けたら、どのように回答しますか?

フリーランスに憧れる理由は、現状の会社員としての働き方に不満があるからだと思うんです。だから、まずは今ある課題を解決しなければならない。会社員として働く中で解決できる範疇なのであれば、課題の深掘りをすることから始めるべきです。

逆に、たとえばやりたいことが2つあって、片方は今の会社では叶わない、または副業を通じて自身のスキルアップができる見込みがあるなら、新たなことを始めてみてもいいかもしれませんね。会社員として成果を出していることがあれば、自信を持ってフリーランスとしてその道を極めるのもいいんじゃないかなとも思います。

――もしまわりに向いてない仕事をしているなと感じている会社員がいたら、どんな言葉をかけますか?

そういう人こそ、副業でまったく異なる職業を経験して、現場に足を踏み入れてみるのがいいかもしれません。適職を見つけることもできるし、そこで成果を出せば転職するハードルを下げることもできます。

――働き方を少し工夫すれば、幸せになれることができるか第一歩になるかもしれませんね。最後に、“いつの日かハッピーエンド”を迎えるための、ヒントを一ついただきたいです。

人と一緒にごはんを食べる時間を増やすことでしょうか。会社員として忙しく働いて、コンビニで軽く済ませるとか、フリーランスで一人で寂しく食べるごはんとか、性に合うという人もいるかとは思うんですが、毎日毎日積み重なっていったらさすがにどこか疲弊すると思うんです。

人と会って、ゆっくりごはんを食べられる仕事の余裕も、人間関係の豊かさもどちらも保てている状態が精神的に一番安定するんじゃないかと、私は思っています。だから、短縮しやすいけれど一番体に関わる、食事を大切にすることですね。

ほかにも日常的だけど大事なことってたくさんありますよね。人と話すこと、まわりの人のために動く、部屋をきれいにする、季節を感じる…。そういったことにきちんと時間を割けるようになることが、働くことにも関わって、精神的に豊かに過ごせるヒントじゃないかと思っています。

野里さんの関連リンク

Twitter(‎@robotenglish
ブログ「いつの日かハッピーエンド」
https://www.moguogu.com/

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